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十冊十色

構想から1年半、ついに完成!

実在する幻のクジラを物語に

最初にお話をいただいた時、52ヘルツの声で鳴く、誰もその姿を見たことがないクジラが本当に存在すること、そして、その話を絵本で編集できることにとてもワクワクしました。

初めて原稿を読んだ時、すぐに浮かんだのは、『ひかるもの』という海の物語の絵本を出版して経済産業大臣賞を受賞された、とくひらようこさんの絵でした。著者に紹介すると、すぐに絵はとくひらさんに決まり、そこから絵本づくりが始まりました。

著者の思いを形に

このお話の核となる『52と呼ばれたクジラ』は著者自身の投影で、考え方や立場の違いで集団の中で孤独を感じている人へ、自らの意思が堅固であれば孤独でもいいじゃないかと言うメッセージが込められています。その思いを汲み取り、紐解きながら、何度もメールや電話で打ち合わせを重ねていきました。そして最初のお話にはいなかった少年を登場させて、対象年齢の4年生に親しみやすく、と少しづつ形が見えてきました。そして構想から1年半、ようやく完成を迎えることができました。

主人公ユウトのラフ。今どきの小学生らしいキャラクター。

52ヘルツで鳴く孤独なクジラの実話をもとに、少年の心の成長を描いた、孤独な時代を生きる全ての人に贈る海洋ファンタジー。 全国書店、アマゾンでも好評発売中です。

海の底の夢からさめるユウト。ラフの線も美しく仕上がっています。


52と呼ばれたクジラ

さく・ながい しょうご

え・とくひら ようこ

A4 30ページ 1,500円+税

ISBN978-4-86338-256-5


編集 傍士晶子

十冊十色 「土 水 火 風 人 レンガを作る」

 

お客様の持ち込みの布で製本したい
初めてのご要望になんとか対応する

2018年12月、オリジナルの布を本の表紙に使用し製本できるのかとお問い合わせがありました。

上製本(ハードカバー)は専用の用紙があり、その中から使用したい紙を選定するのが通常の流れです。

しかし、お客様は撮影されたインドで手に入れた布を表紙にどうしても使用したいとのご要望でした。

弊社では初めてのご依頼内容でしたが、持ち込みの布に対応できる製本所を探し要望に応えることができました。

 

最初の色校正で7種類の本機校正
紙・インキの配合違いなど提案するも決定打に欠ける

お客様より、こんな写真集の色で印刷したいと、数冊写真集のタイトルを教えていただきました。

弊社でもそのうち数冊を購入し、お客様が求める印刷の色を検討しました。

しかし、その数冊もそれぞれ印刷の色、風合いに違いがありこれだという色は出ませんでした。

また、紙も光沢が出るもの光沢が出ないものがあり、選定に時間がかかりました。

 

何度修正しても、なかなかお客様の
ご希望の色が出ない

お客様はご自身でフィルムも現像もされるカメラマン。

写真と印刷で再現できる色に違いがあるといっても、なかなか理解していただけないし、

なんとか希望の色を出したいと、制作・印刷担当者と何度も相談し試し刷りを行いました。

 

予定していた本のサイズより大きい
大型本での仕上がりをご希望される

当初、お見積もりさせていただいたサイズはT220mm×W297mm。

しかし、どうしても大判の写真集にしたいというお客様のご希望を叶えるため、

大判の写真集が印刷・製本できる工場を探しました。

ただできるのではなく、お客様と弊社の求めるクオリティを実現できる工場を見つけるのに苦労しました。

 

実際にお会いすることで
見えてきた、お客様が希望する色

約150通のメールのやり取り、数回の電話のやり取りをさせていただいておりましたが、

それだけでは、お客様に本当にご満足していただけるか不安もあり、

実際に外注先となる長野県の工場に伺い、お客様と一緒に印刷に立ち会わさせていただきました。

印刷現場では、立ち会い当日お客様が写真集の見本をお持ちになられておりましたので、

希望する補色の色を指定させていただくなど、プリンティングディレクションをさせていただきました。

自社でやっていることが他社でも再現でき満足できる仕上がりになりました。

 


土 水 火 風 人 レンガを作る
著 笠原コレ
上製本 変形(297×297) 164ページ
定価 15,000円+税
ISBN978-4-86338-249-7


 

取締役EC事業部長 小石晃弘