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自費出版:文章系

トピックス

L CREATE OP 動画の話

製造部 楠本です。

最近ブログが動画の定期報告のようになっております。

今回はL CREATEのOP動画が完成したので、

お披露目です。

こちら↓

昨今HPを充実させたい企業様が増えているようで、

同時にHP等で使用する動画の需要も高まってきています。

様々なニーズに応えるべく、日々精進です。

本業は印刷機のオペレーターなのですが…

HPや動画の撮影・作成、気になった方は是非

お問い合わせください。

それでは。

出版STORY『ギザギザハートのアスペルガー』

ギザギザハートのアスペルガー
著者:臼井志乃
手記:中原慎太
価格:(本体1,300+税)

●ジャンル:手記
●サイズ:四六判
●ページ数:162P
●制作期間:4カ月

 

[こだわりポイント]ダイジェスト


入稿時にはまだタイトルが決定していませんでしたが、
ちょっとしたきっかけから生まれました。

著者の臼井様が、薬剤師として発達障害の青年と過ごした記録を本にしたいと原稿を持ち込まれ、弊社と共同での編集過程を経て、発刊する運びになりました。
初稿ができあがり、著者と、弊社社長、デザイナー三人で装丁のための打ち合わせをすることになったのですが、実はその際には、まだタイトルが決定していませんでした。
タイトルを考える上で、どんな性格の本として世に出すべきか、どんな人に手に取ってほしいかなどを著者とともに洗い出していきました。
「なんかちゃうな」「GIFT」「生きづらい」といったワードが見えます。
発達障害に興味を抱かなかった人にも手に取ってほしいこと、手記を書いた慎太君の当初の異様な雰囲気を表現したいことなどを踏まえ「コミカルでポップな印象」「異様な雰囲気」「愛らしさ」といった方向性が浮き上がってきました。
そんななか、社長坂本が挙げていたタイトル用キーワードの中に「理解してとは言わないが…」というものがありました。それを見た臼井様が、「ちっちゃな頃から悪ガキでー♪」と歌いはじめ、そこから、最後に「ギザギザハートのアスペルガー♪」と二人でハモりながら、今回のタイトルが発案されました。
タイトルは、そのポップさが、今回の方向性に合致しているとして見事採用に!

初回打ち合わせ時に、デザイナーがスケッチブックに描いたメモ


タイトルが決定すると、
その後は面白いようにすすんでいきました。

「表紙にはポップさを強調するため、主人公のイラストを入れましょう!」とデザイナーから提案させていただきました。
「だったら、依頼したい人がいます」と臼井様。
「高知出身のフィギュアイラストレーター・デハラユキノリさんにお願いできませんか?」と逆にご提案いただきました。
「異様さ」と「ポップさ」でこの方ほどの適任者はいないと考え、すぐにオファーさせていただきました。


デハラさんとは意見交換をしながら、ラフスケッチを描いていただきました。

そして、ラフをもとにフィギュアが完成!素敵!

 

そして、タイトルロゴもできる限りポップにしたいと考え、そのロゴデザインに取りかかりました。

スケッチブックにレタリングしながらデザイン案を練ります。


素材が全て揃ったので、
本格的に装丁にとりかかります。

デハラさんよりフィギュアが完成したとの連絡を受け早速、装丁にかかっていきます。
タイトルロゴとフィギュアを組み合わせながら、模索します。

色味や、ロゴタイプ、フィギュアの扱い、帯文の内容など、様々なタイプをご提案させていただき、結果、下記案に決定し、発刊となりました!

 

余談ですが、どんな表紙になるか心配される臼井様に対し、「大丈夫ですよ。心配しなくても変な表紙になりますから!」と、珍妙なフォローを入れさせていただきました。
臼井様が願う、「異様でポップな雰囲気」は、このタイトルと、デハラさんにフィギュアを依頼した時点でほぼ叶うだろうと考えていました。あとは、私がその良さを壊さないように、丁寧に仕上げるだけだと思っていましたので、誠実に仕上げさせていただきました。


印刷にもこだわりが溢れてます。
カバーには蛍光ピンク、本体表紙は銀色でポップな印象に!

通常4色に加え今回は、タイトル部分にビビットな蛍光インキを使用し印刷しました。
バックのイエローと文字のピンクはコントラストが強く、インパクトがあります。本のイメージにぴったりなカバーとなりました。
通常出版物のカバーには、PPと呼ばれる傷や擦れを防止するフィルムを貼るのですが、今回は質感のある凸凹した紙を使用したので、フィルムではなく透明なニスを上から印刷しています。これにより紙の質感を損なわず、擦れや色移りを防止することができます。デザインや色だけではなく、たくさんのこだわりが詰まったカバーです。
カバーを外すと出てくる本体表紙も銀色でポップな仕上がりになっています。

出版STORY『52と呼ばれたクジラ』

52と呼ばれたクジラ

著者:ながい しょうご(さく)・とくひら ようこ(え)
価格:(本体1,500+税)

●ジャンル:絵本
●サイズ:A4
●ページ数:30P
●制作期間:1年6カ月

 

[こだわりポイント]ダイジェスト


実在する幻のクジラを物語に

最初にお話をいただいた時、52ヘルツの声で鳴く、誰もその姿を見たことがないクジラが本当に存在すること、そして、その話を絵本で編集できることにとてもワクワクしました。
初めて原稿を読んだ時、すぐに浮かんだのは、『ひかるもの』という海の物語の絵本を出版して経済産業大臣賞を受賞された、とくひらようこさんの絵でした。
著者に紹介すると、すぐに絵はとくひらさんに決まり、そこから絵本づくりが始まりました。

著者の思いを形に

このお話の核となる『52と呼ばれたクジラ』は著者自身の投影で、考え方や立場の違いで集団の中で孤独を感じている人へ、自らの意思が堅固であれば孤独でもいいじゃないかと言うメッセージが込められています。
その思いを汲み取り、紐解きながら、何度もメールや電話で打ち合わせを重ねていきました。
そして最初のお話にはいなかった少年を登場させて、対象年齢の4年生に親しみやすく、と少しづつ形が見えてきました。

主人公ユウトのラフ。
今どきの小学生らしいキャラクター。

物語からラフ案を書き起こし、
最終決定後、カラー原稿へ。

著者からいただいた物語を元に、作画担当のとくひらようこさんにラフ案を書き起こしていただきました。
ラフ案を確認しながら、何度も打ち合わせを重ね、ようやく形が決まりました。
方向性が最終的に決まったところでカラー原稿へ。
カラー原稿が仕上がってきた時には感動しました。

 


海の底の夢からさめるユウト。ラフの線も美しく仕上がっています。

構想から1年半、
ようやく完成を迎えることができました。

最初にお話をいただいてから、1年半の歳月を経て、ようやく完成を迎えることができました。
52ヘルツで鳴く孤独なクジラの実話をもとに、少年の心の成長を描いた、孤独な時代を生きる全ての人に贈る海洋ファンタジーに仕上がりました。
弊社独自の「スーパーハイビジョン印刷」で印刷しましたので、とても鮮やかで、深みのある発色に引き込まれます。

出版STORY『土 水 火 風 人 レンガを作る』

土 水 火 風 人 レンガを作る著者:笠原コレ
価格:(本体15,000+税)

●ジャンル:写真集
●サイズ:A4変型(297×297)
●ページ数:164P
●制作期間:1年10カ月

 

[こだわりポイント]ダイジェスト


お客様の持ち込みの布で製本したい
初めてのご要望になんとか対応する

この本の撮影地のインドで手に入れた約30種類の布を本の表紙に使用し製本をお願いしたいと、お問い合わがありました。初めてのご依頼内容でしたが、持ち込みの布に対応できる製本所を探すことから写真集作りが始まりました。

最初の色校正で7種類の本機校正
紙・インキの配合違いなど提案するも決定打に欠ける

お客様より、こんな写真集の色で印刷したいと、数冊写真集のタイトルを教えていただきました。弊社でもそのうち数冊を購入し、お客様が求める印刷の色を検討しました。しかし、その数冊もそれぞれ印刷の色、風合いに違いがあり、これだという色は出ませんでした。
また、紙も光沢が出るもの光沢が出ないものがあり、選定に時間がかかりました。
著者はご自身でフィルムも現像もされるカメラマンですが、写真と印刷で再現できる色の違いを理解していただくことに苦労しました。なんとか希望の色を出せるよう、デザイナー、印刷担当者と何度も協議し、試し刷りを行いました。


予定していた本のサイズより
大きい大型本での仕上がりをご希望される

当初、お見積もりさせていただいたサイズはT220mm×W297mm。
しかし、どうしても大判の写真集(T297mm×W297mm)にしたいというお客様のご希望を叶えるため、大判の写真集が印刷・製本できる工場を探しました。
ただできるのではなく、お客様と弊社の求めるクオリティを実現できる工場を見つけるのに苦労しました。

実際にお会いすることで
見えてきた、著者が希望する色

約150通のメールのやり取り、数回の電話のやり取りをさせていただいておりましたが、それだけでは、お客様に本当にご満足していただけるか不安もあり、実際に外注先となる長野県の工場に伺い、お客様と一緒に印刷に立ち会わさせていただきました。
印刷現場では、立ち会い当日お客様が写真集の見本をお持ちになられておりましたので、希望する補色の色を指定させていただくなど、プリンティングディレクションをさせていただきました。自社でやっていることが他社でも再現でき満足できる仕上がりになりました。

出版STORY『鳥たちの日々 BIRD DAYS』

鳥たちの日々 BIRD DAYS著者:和田剛一
価格:(本体2,940+税)

●ジャンル:写真集
●サイズ:B5変形
●ページ数:152P
●制作期間:1カ月

 

[こだわりポイント]ダイジェスト


大手出版社から出版経験のあるプロのカメラマンが
高知新聞に2年間連載されたものを一冊の本に

あるリーブルの本を見て、印刷がよかったのでこちらで印刷したい、といらっしゃった著者。
何冊も本を作ったこともあり、大手での出版経験もある著者の仕事とあって、緊張もありましたが、絶対いいものを印刷して満足させたい!と社員同士で密かな闘志を燃やし、意気込んでおりました。
しかし実際、著者の和田剛一さんにお会いしてみると、ほわんと気持ちが丸くなるような、優しい方でした。そしてこの鳥たちの写真は、和田さんだから撮れた写真なんだな、となおさらいい本にしたい、とあらためて思ったのです。

4パターンつくった色校正
しかし最初の調整のままで印刷することに

通常完全データ入稿であっても、(著者が色校正なしと希望がある場合はしません)データの確認もかねて、画像は必ず色調整します。それは画面や写真プリントと印刷した色が違うからで、できるだけお客様のイメージに近づけるように、経験とスキルでデザイナーが画像調整します。今回も、コントラストを少し強くしたもの、彩度をあげてたものなど、4つのパターンを作って色校正をお見せしましたが、結局入校データをそのまま印刷することになりました。
著者自身、何度も出版経験があり編集の仕事もしていて、何よりカメラマンなので、色については心配は全くなかったのですが、珍しいケースではあります。

本機校正2回に立ち会い印刷……
印刷オペレーターと著者の信頼関係が深まった日々

本機校正として色調整したものを一度印刷して、著者に見てもらった結果、何も手を加えてない最初の写真も見てみたいということで、結局最初のデータを2回目の本機校正として印刷して、OKをいただきました。
そして全頁立ち会い印刷で、印刷オペレーターの印刷魂に火がつきます。インクの説明や、写真への素朴な質問など、濃厚な時間を過ごしているうちに、二人はすっかり意気投合。
出版経験も立ち会い印刷も経験のある著者ですが、「こんなに何も言う事がない立ち会い印刷は初めて、ちょっとつまらないくらい」とお褒めの言葉をくださいました。とてもうれしく励みになります。
詳しくはオペレーターと和田剛一さんのそれぞれのブログをご覧ください。仕事に夢中になる二人ですが何だか少年のようで微笑ましいです。

つながり広がっていく印刷とお客様とのご縁

こうやってできあがった『鳥たちの日々 BIRD DAYS』。
本当に本当に!綺麗で、見た事のない鳥の表情を見る事ができるこの本を、たくさんの人にぜひ見てもらいたいのですが、少部数のため、ほぼ完売となりました。
しかし、今回の印刷を機に次の写真絵本『ゆめみるカワガラス』もリーブルで印刷することに決めていただきました。
リーブルではこのように、一度出版されたお客様と末永く、お仕事も、お仕事以外でもおつきあいさせていただいております。本当にうれしく何よりの宝です。ご縁に感謝しております

お前たち、いい加減にしろよ!といいたくなるほどイチャイチャと仲のよいメジロ。(本文より)

出版STORY『希望 まめだ先生と朝倉ゼミナール』

希望 まめだ先生と朝倉ゼミナール著者:森 尚水
価格:(本体1429+税)

●ジャンル:教育書
●サイズ:四六版
●ページ数:176P
●制作期間:2カ月

 

[こだわりポイント]ダイジェスト


給料が出るとそのまま給料袋を持ってニコニコで支払いにきていた!?
伝説のまめだ先生の最新刊!

教職についてから、全力で駆け抜けた教職人生。その中で20冊を越える著書を編集・執筆したものを自費出版し、夜は高知の低学力・貧困の子どもに勉強を教える日々……。そうして休みなく子どものために全てを投げ出し、走り続けてきた著者の身体はついに悲鳴をあげる。
病気のデパートとなった著者が、病をおして執筆、それを再構築して、わかりやすく、しかも感動的に仕上げました。
低学力児に対する指導に徹する、著者の活動に全国からエールを受けています。

リーブルに現存するまめだ先生の著書

絵手紙や編み出した方程式などアイデアと愛情がいっぱいつまった、
まめだ先生を余すところなく表現

本文の大筋は、まめだ先生(森先生)の朝倉ゼミナールでの活動を綴ったものですが、色んな知恵をしぼって愉しく子どもと向き合っています。その一部でも、本に残して紹介したいと思い、写真や4コマまんが、絵手紙や方程式まで盛り込んだ愉しい本文に構成しています。
中でも絵手紙はぜひ色を見ていただきたいと、カラーで印刷させていただきました。
毎日学校で教え、夜は無償で低学力の子どもの勉強を見て、家では教材をつくり、あげく子どもの気持ちに寄り添うにはどうしたらいいのか考え、絵手紙にたどり着くパワフルさ。脱帽です。


タイトル通り!朝倉ゼミナールと人柄がお顔ににじむ
まめだ先生をぜひ登場させたかった装丁

装丁のデザイン自体は、お任せいただいていたので、タイトル通り、朝倉ゼミナールと、なんとも味のある人柄がにじみ出たまめだ先生を、登場させることは決めていました。 レイアウト自体はすぐに固まりました。後は色をどうするかということと、教育書を意識したオーソドックスな装丁を心がけました。

装丁別案と裏表紙

本文印刷で書籍用紙に
カラーで印刷した時の色の調整に苦労しました。

本文の絵手紙部分をカラーで印刷したのですが、書籍用紙にカラーで印刷することはあまりないので、難しかったです。
書籍用紙は真っ白ではなく、薄く色がついています。ですからカラーの部分は、元のデータを通常より強いコントラストと彩度に調整してもらい、印刷しました。
またこの本は帯の写真がかぶっているところを合わせて巻くのに苦労しました。

出版STORY『ネバネバネバ~ギブアップ』

ネバネバネバ~ギブアップ著者:清田 学
価格:(本体1143+税)

●ジャンル:エッセイ
●サイズ:四六版
●ページ数:124P
●制作期間:3カ月

 

[こだわりポイント]ダイジェスト


「自分の本を出したい!」という夢を実現するため、
ネバネバと粘り続けた作者と何度も話し合いの日々。

実は本を作りたいと作者の清田学さんがリーブルにやってきたのは2年前のことです。正直なところ、これは本にならないかもしれないと最初私たちは思っていました。
そして実際に何度かこれでは本にはならないと、書き直していただきました。
それでも清田さんはあきらめません。辛い過去を見つめ直し、何度も逃げ出しそうになりながらも、自分と向き合いました。そして遂にこれならば本にできる!というところまで到達したのです。
まさにネバネバネバ~ギブアップな原稿がなんとかできあがりました。

清田さんは小豆島から高知まで何度も足をはこんでいらっしゃいました。この日は奥様も一緒です。

試行錯誤のレイアウト。
こうやってできあがりました。

さあ、ここからやっと制作が始まります。編集部とデザイン部は編集会議を開き、この本にあったサイズ、体裁、デザインなどを決めていきます。
大体のコンセプトが固まるとデザイナーが実際作ってみます、そしてもう一度会議で話し合い、作り込み、あるいは一から作り直し……という作業を繰り返します。
本文はブログ風にしたいという著者からの希望もあり、横書きの本文組にしました。本文組1から3までがレイアウトがかたまるまでの過程です。
文章を流し込んだだけでは、読みやすいけれど著者のネバネバ具合が伝わってきません。そこで、写真を切り抜いて文章の中に入れこみ、イラストレーターに写真へ落書きしてもらい、よりユーモラスで楽しいレイアウトにしていくことになりました。写真を見ながら読み進める方が話に引き込まれ、共感できます。
文字組は印象的な言葉をフォントやサイズを変えてスピード感をもたせ、著者のめまぐるしく変化する状況をより強調させ、面白くて若い印象になるようにレイアウトしていきました。


第1段階

第2段階

最終段階

デザイナーが装丁するにあたりこころがけたところ。

本の装丁をする時いつも何パターンか作りますが、最高で28パターン作ったこともあります。今回もいくつか作りました、下部の装丁別案は写真とタイトルがそれぞれ違います。同じ中身でも装丁によって印象が変わります。いわば装丁は本の顔になる重要な部分なのでとても大事に、時間をかけて作っていきます。
今回この本のお話を伺ってから、まずタイトルは著者の方に書いてもらおうと決めてました、あとはやっぱりこの本の主役である著者自身に装丁に登場してもらおうと……。
タイトルの文字は何度か書き直していただいたのですが、最終的に最初の文字を使うことになりました。
著者の人懐っこい笑顔とパンチのあるタイトルでこの本のイメージがネバネバネバ~っと見た人の心に残るようデザインしました。

こころよく引き受けて、何度も書いていただきました。

装丁別案

装丁決定案

印刷オペレーターのてまひま

自社で製作したものなので、色の調整等は心配はしていませんでしたが、今回のカバーはミラーPP加工を印刷後にするので、その点は注意しました。
通常印刷したものにPP加工をほどこすと印刷した時より色がより鮮明になるので、刷りながら、PP加工した状況に近くなる透明のテープを貼って、デザイナーに確認してもらいながら印刷しました。

遂に完成、
いつしか家族のような存在に……

著者の長年の夢だった自分の本がようやく完成しました。
ここまでくるのに、迷い、何度も諦めかけた著者の清田さん。それを支える家族も大変だったと思います。しかし本が出来上がった今苦労したぶん喜びもひとしおだと思います。
私たちもこの本を編集、制作させていただいた中で、新たな発見があったり、出版という道をいつもと違う角度から眺めることができました、ありがとうございました。
本が届いてからのことはもちろん本ができるまでのこと、オクラファミリーの楽しい毎日が綴られた著者のブログはこちら↓
http://okuraitaa.seesaa.net

校了後、みんな晴れ晴れしたいい顔です!

 


納品後こんなにかわいいお礼状が届きました。

いただいた手紙

出版STORY『きらきら輝きながら最後まで』

きらきら輝きながら最後まで著者:吉見祐子
価格:(本体1429+税)

●ジャンル:エッセイ
●サイズ:四六版
●ページ数:220P
●制作期間:3カ月

 

[こだわりポイント]ダイジェスト


母から子どもたちへ……
贈られた人生とA4用紙92枚のおもい。

この本のお話をいただいたとき著者はすでにこの世をあとにし、本にしたいと原稿をお持ちいただいたのは著者の娘さんでした。
結婚6年目で最愛の夫を亡くしてから、母一人子二人でつまづきながらも前向きに暮らしてきた著者がある日癌を宣告され……。
厳しい状況の中でも、立ち止まらず、人生を楽しみ、理想だけではなく、きちんと暮らす事を大事にした著者の生き様が、読む人にまっすぐ届く本になるよう、編集させていただきました。

本を開いたとき、
見た目はスッキリ手触りはやさしく

本文組みは、まっすぐな文章と、著者の凛とした姿勢を本を読みながら感じてもらえるよう、すっきりとしたレイアウトで組みました。
それと共に著者の母のやさしい部分を見せるのではなく感触として伝わるように、嵩高の手触りの良い紙を選びました。
何よりも自立させることが子どものためになると貫いた著者の意志の強さと、本当の優しさを視覚と触覚でも感じていただければと考えこのようなかたちになりました。
すっきりとしたレイアウトで組みました。

「装丁にはこの写真をどうしても使いたい」
という著者の思いを尊重し、かつその写真が一番活きる装丁に。

今回装丁は著者から使いたいと希望のあった写真で作りました。海に向かう後姿は著者の二人のお子さんです。とても素敵な写真なのですが画質やトリミングのされかた、色など装丁として使うのにとても苦労しました。
今回に限らず、装丁用に写真をお持ちいただいたり、イメージをもってこられるお客様はたくさんいらっしゃいます。それを活かした装丁ももちろん制作させていただきますが、プロのデザイナーとして、また出版社として違う写真やイメージの方がその本がもっと人の目にとまり、お客様に喜んでいただける装丁になるのではないか、と判断させていただいた時は別の装丁案もお作りさせていただいて、お客様に提案させていただくこともあります。
今回もお客様からお預かりした数枚の写真の中から選んだものを使い、こちらから提案させていただきましたが、指定の写真を装丁としてつかって欲しいと著者の強い思いがあったと娘さんからお話があり、この写真を活かせるよう試行錯誤の末、今回のかたちになりました。

 


装丁別案

装丁決定案

カバーは透明感をそこなわないように、
本文はシャープでありながら印象が薄くならにように

今回の表紙はミラーPP加工で、なおかつで透明感のある薄い色をしっかり綺麗に印刷できるよう、写真のデータ処理をしっかり確認してもらいました。薄いグラデーションはプリンター出力では出にくいのですが、今回はとても繊細なグラデーションがおおきくあるので、校正時にお客さんにも校正紙では見えない色がでることなど事前に確認してもらいながら作業を進めてもらいました。
本文は今回紙がインクがのりやすい紙だったので安定して、とても綺麗に印刷できました。


印刷物

プリンター出力

第13回日本自費出版文化賞 入選作品!!

どの本を作る時もそうですが、製作中には賞がとれるなど考えておらず、ただ、できるだけ多くの人にお見せしたい。お客様が求めているものより、もっといいものにしたい、と心がけて丁寧に作らさせていただいております。
今回、本を出版する前に著者の息子さんは本にする事を強く反対していました。とてもプライベートな内容ですし、何よりまだ著者が他界されて間もないころのこと。
しかし著者の本にしたいという思いを娘さんは貫き本にしました。結果的に息子さんにもとても喜んでいただき、このような賞までいただくことができました。
わたしたちは賞をいただいたこともとても嬉しかったのですが、著者の家族が、最終的には一緒に喜んでくれたことが本当に嬉しかったです。
この本に関わらせていたことを本当に感謝しております。

著者の吉見祐子さん

出版STORY『不登校は1日3分の働きかけで99%解決する』

不登校は1日3分の働きかけで99%解決する著者:森田直樹
価格:(本体800+税)

●ジャンル:教育書
●サイズ:四六版
●ページ数:152P
●制作期間:4カ月

 

[こだわりポイント]ダイジェスト


森田先生のカウンセリングをうけなくても、
この本を読めば不登校が解決するよう、思いを込めて編集。

『不登校は1日3分の働きかけで99%解決する』とても長いタイトルですが、この本は不登校の子どもたちに具体的にどう働きかけるか、著者のカウンセリング例もふまえながら、文字通り99%学校に行けるようになる方法が書かれています。
原稿内容はとてもわかりやすく、かつ具体的だったのですが、とにかく読む人にやさしく、をモットーに編集した結果、3分の2を削らせていただき、タイトルもわかりやすく親しみやすいものに、少し変更させていただきました。
現在不登校の子どもは小中学生だけでも10万人を越えるそうです。この本は不登校の子どもをもつ親御さんに向けられた本ですが、これから親になる方や不登校に悩む方が周りにいらっしゃる方にもぜひ読んでいただきたい本です。
森田先生のカウンセリングをうけなくても、この本を読めば不登校が解決するよう、思いを込めて編集。

読んでから実行、継続しやすいように、
本文と体験、結論をわかりやすく区別したレイアウト。

不登校を解決に導くには、普通に考えてもすぐにできることではないだろうと思い至ります。この本で書かれている通り、するべき事項はいたってシンプルですが、長い時間継続してやりつづけなくてはならないのです。そのため、読んだ最初の気持ちや内容を忘れてしまったりすることが考えられると思いました。
そこで、普通に読んでいただいてもわかりやすい本ですが、具体的に実行に移したとき、もう一度開いたときにわかりやすいように、本文中に出てくる体験談を枠で囲み、フォントを変え、実行するべき事項を、グレーの枠の中に入れて一目で実行するべきことがわかっていただけるように心がけました。何度も読み返して、そして継続の助けになるよう、レイアウトしました。
実行するべき事項グレーのアミをかけて他の文章との違いをわかりやすく。体験談は黒線の枠で囲んで違いをつける。

必要としている人にダイレクトに届けたい!
装丁に込めた思い……

装丁案は10案ほど考えましたが、全体的にうしろ向きで、寂しいイメージになってしまっていたので、最終的に落ち着きはあるけれど、希望につながる明るさがあったので、今回の装丁に決定しました。
最初この本のタイトルは『自信の水で子どもを満たす』でした、ですが編集会議でデザイナーからタイトルをもっとダイレクトにしたい、と提案させていただき、今回のタイトルになったわけです。
とはいっても、不登校と直接書くと、重いイメージになってしまいます。そこで今回はフォントを作って若々しくスッキリ親しみやすい雰囲気に、当初のタイトルの自信の水は写真で表現してあります。
読んでからもう一度この表紙を見て、子どもたちの心を自信の水で満たすイメージをして、言葉のシャワーをかけてあげてください。

上:最終装丁、下:装丁案

あきらめないでお母さん!
どんな子育ての問題も、必ず解決の糸口があります!!

この本は不登校の解決方法についてが書かれています。しかしお読みになった方にはおわかりになると思いますが、不登校だけではなく、子育てのその他の問題にも、子どもの心のコップを自信の水で満たす方法は解決の糸口となるのです。
そして、誰でも簡単に行うことができる素敵な方法なのです。ちょっと自分には難しい、自信がないという方には直接カウンセリングをお受けしていただけます。本書に[ご相談カード]が入っておりますので、書簡で森田先生とやり取りされることもできます。
あきらめないでお母さん!きっと解決の糸口は見つかります。


ご相談カード

キッズカウンセリング寺子屋

出版STORY『記憶の花々』

第15回日本自費出版文化賞小説エッセイ部門特別賞受賞!

記憶の花々著者:古味 なほ子
価格:(本体1714円+税)

●ジャンル:エッセイ
●サイズ:210×210mm
●ページ数:104P
●制作期間:5カ月

 

[こだわりポイント]ダイジェスト


文章と刺繍とイラスト……
気がつくと編集作業で3カ月!?

原稿として著者にお持ちいただいたものは、文章と他に著者自身が刺した花々の刺繍と、自身で描かれたイラスト、スナップ写真。と、異なる素材のものがたくさんありました。
これをまずどうやって一冊の本に仕上げていくか……、著者の希望に添いながら、且つ本としてきちんと読めるものにしたいと何度も作りやり直しの作業で、初校正をお渡しするまでの間に3カ月もかかってしまいました。

立体感のある刺繍の風合いを損なわないように、
苦労したスキャニングと色調整。

本文オールカラーの本なので、色の調整やスキャニングにだいぶ苦労しました。
まず刺繍には立体感もあるので質感がつぶれてしまわないようにスキャニングする時も、上から押し付けてしまわないよう、注意しながらの作業でした。
点数も複数あり、古いものなどだいぶ汚れもあり、色が日焼けして薄くなったものなど調整が必要でした。
そして刺繍の布の感じを損なわないように、本文にレイアウトする時、布を直接切ったものを乗せた感じがでるように、1点ずつ自然な布の端感がでるように、手作業で根気よく切り抜いていきました。

手作りのあじを活かしたページに
装丁と表紙には遊び心を

本文はオールカラーで、エッセイ、詩、俳句もあり、刺繍やイラスト、スナップ写真と盛りだくさんの内容で、組み立てていくのがとても難しい本でした。
作品集でありながらも、読み込める本になるように注意しながら本文を組んでいきました。
手書きのタイトルや針と糸のイラストなどを使って、手作り感を出しています。

 

 

装丁は著者指定の刺繍を使って作りました。
表紙とカバーでは少し遊び心を取り入れた、しかけがあります。ヒントは蝶蝶です。
花が大好きで、少女のような著者の心を、花から花へ飛び交う蝶蝶のようだと思い、登場させてみました。本をお持ちになっている方は表紙とカバーを見比べてみてくださいね。

バックの布も強すぎず薄すぎず、写真もきれいに、
いつもと違う印刷濃度で印刷しました。

ほぼ全ページにあわいベージュの布がひかれていて、その色の統一させることと、強すぎず、弱すぎず布の色が出るように苦労しました。
それ以外にも写真や刺繍など、色の強いものもページごとにあるので、鮮やかで濃いものと、あわくやさしいものが、両方活きるように、印刷濃度を普段と違う濃度に調整をして印刷しました。