【YELL TO NEPAL PHOTO】
写真家によるネパールにエールを送るチャリティ写真販売!
数年前に弊社で写真集を出版した写真家の平井慶佑さんが、撮影地の一つでもあったネパールの震災復興支援のためのチャリティ写真販売を行っています。
東日本大震災をきっかけに石巻という場所と人を取り続け復興支援を続ける平井さんにとって、友人が多く暮らすネパールに駆けつけたいけどまだ石巻を離れるわけにもいかない、という状況で悩み苦しみながら考えた、彼にしかできない支援です。
【YELL TO NEPAL PHOTO】
写真家によるネパールにエールを送るチャリティ写真販売!
数年前に弊社で写真集を出版した写真家の平井慶佑さんが、撮影地の一つでもあったネパールの震災復興支援のためのチャリティ写真販売を行っています。
東日本大震災をきっかけに石巻という場所と人を取り続け復興支援を続ける平井さんにとって、友人が多く暮らすネパールに駆けつけたいけどまだ石巻を離れるわけにもいかない、という状況で悩み苦しみながら考えた、彼にしかできない支援です。
4月の新刊は、思い入れのある力作が目白押しでした!
『北川村「モネの庭」15周年記念写真集』
天然写真家の前田博史さんが2年がかりで撮影した北川村「モネの庭」15周年写真集。
明日からモネの庭で前田さんの写真展も開催されます。
県外からのファンも多い「モネの庭」。とても癒されます!
『Love From The Sea』 ジョーデン大輔
「イルカと泳いでみたい」という夢を叶えた一人の青年の夢が詰まった一冊です。
ハワイ在住のジョーデン大輔さんは、英語が喋れなかったり、対人恐怖症・鬱になったりしますが、
夢をあきらめず、ついにアロハコナツアーズのスイムガイドに!
長年の夢がようやく叶った、彼の心が映し出されたような喜びと愛に満ちた海の色をぜひご覧ください。
『5段落エッセイ指導で日本の子どもが変わる!』 松本輝彦
アメリカや早稲田大学、明徳義塾で英語と日本語の両方のエッセイ(論文)指導で成果を上げた松本輝彦先生が、日本の教育に一石を投じる渾身の一冊。
アメリカでは、国家の根幹である民主主義を守るために「自分の意見を持ちそれを人に伝える力」の教育が重要視されているのに対し、日本では、プレゼンやディベート、作文、読書の機会があまりにも与えられていない。
そして、自分の意見やその理由をうまく伝えられない今の子どもたちに、「思ったことを自由に書いてごらん」と言っても、何をどう書けばよいか分からない。
「5段落エッセイ」は、英語の論文の書き方を日本語にも適用し、「結論を先に言う」「次に理由を挙げる」など、説得力のある文章の書き方を自然に身に付けさせ、さらには小論文や企画書にも応用できる作文術。
「自分の意見や考えを持ち、それを相手に伝える力」を育む「5段落エッセイ」指導こそが今の子どもたちに必要だと本当に思います。
『みなゴンとこうくん みなかみ町のふしぎな冒険』 作・絵 あやか
昨年、群馬県みなかみ町で行われた絵本コンテストの大賞作品。
みなかみ町は、群馬県最北の人口約2万人の町。利根川の源流域で「関東の水瓶」と称される、自然と温泉が多い風光明媚な町ですが、一方で過疎化や少子高齢化が進んでいます。
今回、絵本という物語の力を使って、みなかみ町が持っているたくさんの魅力を感じてもらい、みなかみファンが増え、遊ぶのも暮らすのも楽しい、より素敵な町にしたいという想いを込めて絵本コンテストが企画され、たくさんの応募や激励のメッセージが届きました。
「みなゴン」は、キラキラと綺麗に光る利根川源流の水面から産まれた水の妖精(竜)です。
夏休みにみなかみ町のおばあちゃんの家にやってきた「こうくん」を連れて、空を飛んだり川の中で魚とお話しをしたり……
楽しいふしぎな冒険が始まります。
『長宗我部元親 50年のフィールドノート』 宅間一之
長宗我部元親飛翔之像の建立に合わせ、元親研究の第一人者である高知県立歴史民俗資料館 前館長の宅間一之さんが50年のフィールドワークの集大成ともいえる本を発刊しました。
内容自体はマニアックな資料ですが、そこがファンにはたまらないのだと思います。
アークデザイン研究所北村さんによる、カバーに金箔の家紋を施したカッコいいデザインです!
営業の澤田です!
4月のリーブル全体会は、制作部のお仕事についての勉強会でした。
印刷に欠かせないもののひとつである画像調整、
プロのお仕事を少しだけご紹介します!
<レベル1>
下記の写真をご覧ください。
弊社出版の写真集の1ページより、ダンサーの少女の足元です。
(掲載しているのは写真の一部分です。)
before → after 足元のゴミをきれいに掃除!
あるはずものを消す作業でしたが、
時にはモリモリ増やすこともあるようです。
※コピースタンプツールを使用しています。
<レベル2>
弊社出版の作品集の切り抜き画像です。
(掲載しているのは写真の一部分です。)
おわかりになるでしょうか……この細かさ……
立体造形作品、素材は木です。
実はコレ、ただ細かく細かく切り抜いているだけではありません。
木と木の隙間にご注目です。(以下の画像だとよりわかりやすいかと思います。)
一番外側の輪郭が、鮮明な切り抜きであるのに対し、
木と木の隙間は、ぼんやりした切り抜きになっています。
ここがポイント。
立体物は手前に見えているもの、奥に見えているもの、見え方が違います。
その立体がもつ“奥行き”を、切り抜いた時に損なってしまわないよう、
手前と奥で、切り抜きのボケ感を微妙に変えているのだそう!
作家さんの作品一点一点に敬意を込めて、
一冊の本に仕上げています。
<レベル3>
最後は弊社が購入した素材画像。緑さわやかな芝生の広場です。
ここに人を立たせていきます。
足元失礼します。(掲載しているのは写真の一部分です。)
集合写真は晴れた日に屋外の別の場所で撮影されました。
日の当たり方ももちろん大事なのですが、切り抜いた際に消えてしまった影を足元に再現していきます。
はい!これで完成!と思いきや、まだ少し浮いているような違和感。
この違和感、さらに自然に仕上げていきます。
……これ以上があるの??素朴な疑問でしたが……
白いスカートの裾と、革靴。みなさま見えますでしょうか……
さらにわかりやすくします。
……見えますでしょうか?黒い線。
そう、これ芝なんです。
芝生の上に“立つ”際、足元に自然に食い込む芝。
一本一本手で描き込んでいくのだそうです。この一手間で影がなじみ、確かな違いが出ていました。
最後に仕上りの比較を。
上記の3例は一部分ですが、以上、リーブル制作部のお仕事でした!
この日は、いつも以上に制作部の人たちが盛り上がっていました。
ツールの使い方や手順、仕事の仕方にはやはり個性が出るようで、
ベテラン社員でも知らない技があったりするのだそうです。
制作部が写真一枚にこめている熱量をあらためて知って、わたしはほんとに頭が上がりません。
最後に社長からは、「変わることを怖がらないで、素直に変わっていってほしい」とのこと。
自然とそう思える勉強会でした。
4月からいいスタートです!
最後までありがとうございました!
リーブル出版で絵本を出版していただいた、
大学生の卒展を見に広島まで行ってきました。
会場の広島市現代美術館に来るのは初めて。
美術館の周りは木がたくさんあって神社のような感じ。
会場までの階段やそこにあるもの全てがアート。
ついにやってきました。
絵本の出版を担当させていただいた、とよなが様はどこにいらっしゃるのか。
とにかく展示されてる作品はどれも素敵。
写真では再現できないクオリティを目の当たりにして興奮しました。
とよなが様のブースにやっと辿りつきました。
むこうのあなた
http://www.livre.jp/nbook/gallery-e25.htm
ご無理を言って写真を撮っていただきました。
これまでに絵本を3冊出版していただきましたが、
私が絵本の出版の担当を初めてさせていただいた大切なお客様。
リーブルに初めて電話をかけていただいた時は、丁度出版担当者が不在。
営業部の社員より、電話を変わって詳しい内容を聞いてほしいと言われたのが始まりでした。
思い出すことがたくさんあります。
いろいろな出版社がある中で、リーブル出版をお選びいただけたことをうれしく思います。
これから就職される彼女ですが、仕事の傍ら、また絵本を制作していただけたらと思います。
リーブル出版の社員みんながファンですので!
ずっと応援させていただきます。
とよながまみ様:お客様の声
いろ いろ いろ:http://www.livre.jp/nbook/voice.htm#v12
Book of 14th:http://www.livre.jp/nbook/voice.htm#v21
しっかりと図録も購入させていただきました。
図録では作品と色が違っていたり、
作品では見えている絵が図録では再現されていないなど。
印刷の再現には限界がありますので、ぜひ作品を見てほしいです。
2月19日(木)まで開催されておりますので、ぜひ行ってみてください。
広島市立大学芸術学部18th卒業・修了作品展
HP:http://sotsuten2015.art.hiroshima-cu.ac.jp
FB:https://www.facebook.com/hcu2015sotsuten
TW:https://twitter.com/hcu_2015_art
関連記事:プリントマンシップ
http://www.printmanship.com/blog/daily/8445
ついに出来上がりました。洞ヶ島のフラワーショップ「bois」さんのフォトブック!
最初にご相談をいただいてから2年近くが経ちました。
当初からデザインはアクセントデザイン事務所の小松さんがやると決まっており、あとは印刷・製本・書店配本だけだったので、ウチではなくても他の印刷会社でもできたかもしれないのですが、わざわざ「本づくりならリーブルさんで」と選んでいただきました。
「BOIS:」というタイトルは、「『BOIS』というお店の詳しい説明書」という意味だそうです。
今回は、「デザインした小松さんのこだわりとオーナーの野町さんのこだわりをどう両立させるか」というのがポイントでした。
カバーのような帯は、小松さんのリクエストで「タブロ」という紙を選択。
紙自体のボサボサした質感とややグレーがかった色が素朴な味わいがあり、表紙の白黒とマッチ。
帯を外すと、表紙は黒の厚い板紙。
厚過ぎると本が開かないので、背表紙の折れる部分のほかに、表紙と裏表紙にも折りケイ線を入れ、本を開きやすくしました。
白い文字は箔押し。
これ以上押すと字がつぶれてしまうという微妙な細い文字も再現。
そして、最後まで悩んだのが本文用紙。
ザラッとして塗光のほとんどないナチュラルテイストの「モンテシオン紙」か・・・
紙自体にはフワッとした質感があるのに印刷面はグロス感が出て発色も良い「コスモエアライト紙」か・・・
(グロスがあり過ぎて少し反射しています。)
結局、プリンティングディレクター小石課長とも相談し、このように気になるページを両方の紙に実際に印刷することにしました。
普通の印刷会社では、前もって別途料金でリクエストしておかないときっとここまでやってくれません。
左がモンテシオン、右がコスモエアライト。
違いが分かりますか。
デザインの小松さんとオーナーの野町さんの意見が分かれましたが、
結果的には発色の良い右のコスモエアライトに決定。
印刷の濃度はマットコート紙の標準濃度。派手になり過ぎないようにしました。
そして、全体的に黄色を抑え、みずみずしい雰囲気になるようにしました。
お花だけでなく、ハーブやドライフラワー、実などを使ったブーケ、リース、テーブルセッティングなどのアレンジが本当に素敵です。
写真のクオリティもすごく高い!
ただ宣伝用のパンフレットを作るのではなく、自分の想いやこだわりがきちんとていねいに詰まった本だからこそ、手に取った人にその本物の良さが伝わるのだろうと思います。
お店も本当に素敵なので、ぜひ皆さん行ってみてください。
bois
高知市洞ヶ島町1-21
TEL088-822-0688
営業時間10:00~19:00 (日・祝は10:00~17:00)
明けましておめでとうございます。
本日、仕事始めです。
弊社の年賀状のコンセプトは毎年
「新年最初の本をお届けする」
ということで、もはや年賀状という枠を超えたものになりつつあり、年々ハードルが上がっているのですが、皆様届きましたでしょうか。
帯を外すと…
扉を開く(一回めくる)と…
さらに開くと…
もう一回下にめくると、裏面にドーンと…
という感じです。
画像だけでは伝わりにくいかもしれませんが、昨年出版した写真集はグローバルなものが多かったので、その中のいくつかをピックアップしました。
最後に、年賀状に綴った言葉をご紹介します。
今年もよろしくお願い致します。
【本は、幸せ。】
場所を選ばず、機械も必要とせず、
何億年でも何百光年でも旅が出来る、
それが本です。
書き手の意図に
読み手が拘束されることもなければ、
読む速度も自由気まま。
わからないところでは
立ち止まることができ、
読み飛ばすこともできる。
本だけが持つこの完全な自由こそ、
誰にでも実現できる幸せだと、
私たちは考えます。
著者から与えられたその幸せが、
今度は著者になりたいという夢を育み、
そしてまた本という幸せを生み出す。
そんな幸せの輪を広げるため
私たちは毎日、出版に携わっています。
殺処分寸前のところを救われ、日本初のセラピードッグとなり、
多くの人の心を癒し励まし続けた伝説の名犬「チロリ」。
チロリのその優しいまなざし(アイコンタクト)はこれまでに数々の奇跡を起こしてきました。
映画化もされたその感動の物語を、絵本の店「コッコサン」代表の森本ちかさんが
子ども向けの写真絵本としてこのたびリメイクしました。
また一つ、高知の誇りともいうべき本をこのたび出版することができました。
「木村林吉の軌跡」
高知県四万十市出身の美術家・木村林吉氏の作品集です。
画家としての力量が高く評価されていたにもかかわらず、1980年代から紙の集積体作品の制作を始め、1986年からは紙が木に変化、1992年からは大きな木を輪切りにして重ねた立体作品を次々と発表。
「人のやったことはやりたくない」という、まさに「いごっそう」の精神で、年齢を重ねるごとに新たな作品に挑み、より大きな重量のある作品を90歳まで制作しつづけました。
その人生をかけて取り組んできた作品は多くの人々に感動と勇気を与えた一方で、木村氏は地域の美術振興に積極的に貢献してきた人でもあります。
今回、元・香美市立美術館館長の北泰子氏が、「20世紀から21世紀にかけて活躍した日本の偉大な美術家として木村林吉の作品を後世に残す必要がある」と、この作品集の刊行に至りました。
出版まで2年余りを要し、その途中の2013年2月に完成をお見せできないまま木村氏は96歳でご逝去されましたが、このたびようやくその作品集(膨大な作品群のごく一部ですが)を出版することができました。
この作品集を亡き木村先生に捧げ、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
印刷工ブログ「プリントマンシップ」で書かせていただいた記事の続きになります。
お世話になっているデザイン事務所様に、私が気に入った紙、
竹尾の「タブロ」を紹介させていただき、
その紙がピッタリな案件があったようで発注していただきました。
印刷の担当も久しぶりに担当させていただきました。
まず、紙を印刷機にセット。
非常に軽いっていうのが第一印象。
嵩高な紙用のブランケットを使用していないので心配だったんですが、
紙の厚さよりも徐々に印圧を追い込んでいくとしっかりインキが紙に転写されました。
しかし、印刷の圧をかけすぎてしまうと、アミ点がつぶれてしまいます。
それではせっかくの高精細300線印刷が台無しになるので、そこは経験と感でセットしました。
選定した、スクリーニング・インキともに抜群でしたが、
アンコート(上質紙など)の標準濃度ではインキの濃度が薄く弱い。
バックのうすいアミがマゼンタに寄り気味だったので、
バランスを考えてブラックとシアンの濃度を上げました。
濃度を上げていく段階で心配していた食品自体が青みがかることもなく再現できました。
やはり、ブレンドした女神インキのOSスーパーブラックのおかげでしょうか。
アミの再現性が良い東洋インキのNEX-T1のおかげでしょうか。
すべてが良い方向に印刷できました!
タブロは紙厚が1種類しかなく、使用する仕事を選ばなきゃならないかもしれませんが、
印刷時に使用するインキやなどをしっかり選定すると非常に質感ある仕上りになる紙でした。
デザイナーさんが求めてた適度な北欧のチープ感もでたのではないでしょうか。
もし、お手元にチラシがある方は上で書かせていただいたストーリーもふまえて、
もう一度チラシをご覧になってください。
いつもと違う印刷がしたいって方がいらっしゃいましたら、
ぜひリーブル小石までご連絡くださいませ!
紹介させていただいたhocco sweets様の紹介をさせていただきます。
ホッコスイーツ:hocco sweets
営業時間 am10:00〜pm3:00
火・水・木・金(月・土・日・祝日はおやすみ)
高知大学教育学部付属特別支援学校
780-8072 高知市曙町2丁目5-3
TEL 088-888-8032
このたび、第17回日本自費出版文化賞(日本グラフィックサービス工業会主催、日本自費出版ネットワーク主管)において、弊社で出版した「ネバネバネバーギブアップ」(著:ミスターおくらこと清田学)が個人誌部門において見事入選を果たしました!
苦労に苦労を重ねて執筆された清田さんの文章もさることながら、朝日新聞出版や文芸社と肩を並べる受賞は私たちにとっても大いに励みになります。
こういう本作りをこれからも積み重ねていきたいです。
ミスターおくら(清田学さん)のブログはコチラ → http://okuraitaa.seesaa.net/
本の紹介はコチラ → http://www.livre.jp/book/book79.htm
著者の声はコチラ → http://www.livre.jp/book/voice.htm#v04