早くも1月のカレンダーが終わりますね。この前お正月だったような気がするのですが…
自宅で使用しているカレンダーは、「こどもカレンダー」というもので、
日付けの「読み方」が丁寧に記されたもので、デザインも可愛くて毎年使っています。
とはいえ、こんなカレンダーを発行しなければならないほど、日本の日付けの読み方は特殊だということですね。特に1〜10日までの和語が続く部分では、子どもや外国人にとってはハードルが高いですね。
まず、1日=「ついたち」とはなんぞや?という感じですが、
もとは「月立ち(つきたち」で新月の意味だったそうです。太陰暦では1日=新月(月齢0〜1)だったため、月が立ちあがる日という意味でそう呼ばれていたそうです。この言葉がこれが転じて「ついたち」となりました。
その後、ふつか、みっか、、、と続きますが、
8日=「ようか」もちょっと厄介ですよね。「よっか」と紛らわしくないですか?
もとは「やか」だったものが、「やうか」になり「ようか」となったようですが、なぜ変化したのか…。
そして11日からは、「ジュウイチニチ」「ジュウニニチ」と、漢語読みで続くかと思いきや!
「14日=ジュウよっか」という漢語と和語が混ざった読み方になる部分で引っかけがあります。このこどもカレンダーでも、「よっか」の部分が太字になっています。
そして20日=「はつか」も特殊ですよね。和語で20(廿)は「はた」と呼称されていてその名残がここで急に登場します。20歳も「はたち」と読みますね。
ちなみに、30日=「みそか」と呼ばれていたのですが、こちらの方は、現在ではほぼ使われることがなくなっているのも謎です。(大晦日のみ残っていますね)
4と7は、「シ、よん」「シチ、なな」とそれぞれの漢語、和語どちらの呼称も残っていますが、カウントダウンするときだけは、「なな」と「よん」になるのも謎ですね。