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トピックス

新刊 力作が目白押し!

4月の新刊は、思い入れのある力作が目白押しでした!

モネ表紙 モネ1 モネ2

『北川村「モネの庭」15周年記念写真集』

天然写真家の前田博史さんが2年がかりで撮影した北川村「モネの庭」15周年写真集。
明日からモネの庭で前田さんの写真展も開催されます。
県外からのファンも多い「モネの庭」。とても癒されます!

 

 

ジョーデン表紙 ジョーデン1 ジョーデン2

『Love From The Sea』 ジョーデン大輔

「イルカと泳いでみたい」という夢を叶えた一人の青年の夢が詰まった一冊です。
ハワイ在住のジョーデン大輔さんは、英語が喋れなかったり、対人恐怖症・鬱になったりしますが、
夢をあきらめず、ついにアロハコナツアーズのスイムガイドに!

長年の夢がようやく叶った、彼の心が映し出されたような喜びと愛に満ちた海の色をぜひご覧ください。

 

 

5段落エッセイ表1 5段落エッセイ表4

『5段落エッセイ指導で日本の子どもが変わる!』 松本輝彦

アメリカや早稲田大学、明徳義塾で英語と日本語の両方のエッセイ(論文)指導で成果を上げた松本輝彦先生が、日本の教育に一石を投じる渾身の一冊。

アメリカでは、国家の根幹である民主主義を守るために「自分の意見を持ちそれを人に伝える力」の教育が重要視されているのに対し、日本では、プレゼンやディベート、作文、読書の機会があまりにも与えられていない。
そして、自分の意見やその理由をうまく伝えられない今の子どもたちに、「思ったことを自由に書いてごらん」と言っても、何をどう書けばよいか分からない。

「5段落エッセイ」は、英語の論文の書き方を日本語にも適用し、「結論を先に言う」「次に理由を挙げる」など、説得力のある文章の書き方を自然に身に付けさせ、さらには小論文や企画書にも応用できる作文術。
「自分の意見や考えを持ち、それを相手に伝える力」を育む「5段落エッセイ」指導こそが今の子どもたちに必要だと本当に思います。

 

 

みなゴンカバー みなゴン1 みなゴン2

『みなゴンとこうくん みなかみ町のふしぎな冒険』  作・絵 あやか

昨年、群馬県みなかみ町で行われた絵本コンテストの大賞作品。

みなかみ町は、群馬県最北の人口約2万人の町。利根川の源流域で「関東の水瓶」と称される、自然と温泉が多い風光明媚な町ですが、一方で過疎化や少子高齢化が進んでいます。

今回、絵本という物語の力を使って、みなかみ町が持っているたくさんの魅力を感じてもらい、みなかみファンが増え、遊ぶのも暮らすのも楽しい、より素敵な町にしたいという想いを込めて絵本コンテストが企画され、たくさんの応募や激励のメッセージが届きました。

「みなゴン」は、キラキラと綺麗に光る利根川源流の水面から産まれた水の妖精(竜)です。
夏休みにみなかみ町のおばあちゃんの家にやってきた「こうくん」を連れて、空を飛んだり川の中で魚とお話しをしたり……
楽しいふしぎな冒険が始まります。

 

 

元親表紙 元親1元親2

『長宗我部元親 50年のフィールドノート』 宅間一之

長宗我部元親飛翔之像の建立に合わせ、元親研究の第一人者である高知県立歴史民俗資料館 前館長の宅間一之さんが50年のフィールドワークの集大成ともいえる本を発刊しました。

内容自体はマニアックな資料ですが、そこがファンにはたまらないのだと思います。

アークデザイン研究所北村さんによる、カバーに金箔の家紋を施したカッコいいデザインです!

 

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4月のリーブル全体会は!

営業の澤田です!

 

4月のリーブル全体会は、制作部のお仕事についての勉強会でした。

印刷に欠かせないもののひとつである画像調整、

プロのお仕事を少しだけご紹介します!

 

<レベル1>

下記の写真をご覧ください。

弊社出版の写真集の1ページより、ダンサーの少女の足元です。

(掲載しているのは写真の一部分です。)

画像調整1画像調整3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

before → after  足元のゴミをきれいに掃除!

あるはずものを消す作業でしたが、

時にはモリモリ増やすこともあるようです。

※コピースタンプツールを使用しています。

 

<レベル2>

弊社出版の作品集の切り抜き画像です。

(掲載しているのは写真の一部分です。)

切り抜き

 

おわかりになるでしょうか……この細かさ……

立体造形作品、素材は木です。

実はコレ、ただ細かく細かく切り抜いているだけではありません。

木と木の隙間にご注目です。(以下の画像だとよりわかりやすいかと思います。)

一番外側の輪郭が、鮮明な切り抜きであるのに対し、

木と木の隙間は、ぼんやりした切り抜きになっています。

ここがポイント。

切り抜き2+普段目で見ている限りでは意識しませんが、

立体物は手前に見えているもの、奥に見えているもの、見え方が違います。

その立体がもつ“奥行き”を、切り抜いた時に損なってしまわないよう、

手前と奥で、切り抜きのボケ感を微妙に変えているのだそう!

作家さんの作品一点一点に敬意を込めて、

一冊の本に仕上げています。

 

<レベル3>

最後は弊社が購入した素材画像。緑さわやかな芝生の広場です。

画像加工ひとっ子一人おりませんが、最高のロケーション。

ここに人を立たせていきます。

 

 

 

 

 

 

 

足元失礼します。(掲載しているのは写真の一部分です。)

画像加工2浮いています。

集合写真は晴れた日に屋外の別の場所で撮影されました。

日の当たり方ももちろん大事なのですが、切り抜いた際に消えてしまった影を足元に再現していきます。

画像加工3はい!これで完成!と思いきや、まだ少し浮いているような違和感。

この違和感、さらに自然に仕上げていきます。

……これ以上があるの??素朴な疑問でしたが……

 

白いスカートの裾と、革靴。みなさま見えますでしょうか……

画像加工5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらにわかりやすくします。

……見えますでしょうか?黒い線。

画像加工5+

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、これ芝なんです。

芝生の上に“立つ”際、足元に自然に食い込む芝。

一本一本手で描き込んでいくのだそうです。この一手間で影がなじみ、確かな違いが出ていました。

最後に仕上りの比較を。

画像加工3

画像加工4

 

 

上記の3例は一部分ですが、以上、リーブル制作部のお仕事でした!

この日は、いつも以上に制作部の人たちが盛り上がっていました。

ツールの使い方や手順、仕事の仕方にはやはり個性が出るようで、

ベテラン社員でも知らない技があったりするのだそうです。

制作部が写真一枚にこめている熱量をあらためて知って、わたしはほんとに頭が上がりません。

 

最後に社長からは、「変わることを怖がらないで、素直に変わっていってほしい」とのこと。

自然とそう思える勉強会でした。

4月からいいスタートです!

 

最後までありがとうございました!

 

本ができるまで その1

IMG_2797

 

昨年一月にリーブルより発刊いただきました、山本泰先生の『私の水彩スケッチ日本紀行』の

第二弾が早くも完成しようとしております。

今日は現在製作中の本この本で、本がどうやってできていくのかを、ご紹介していきたいと思います。

 

まず、原稿はどうやって入稿されてくるのか。

今回は原画をそのまま郵送していただいて、リーブルの大型スキャナーで一枚ずつスキャンしてデータ化していきました。

写真集などはデータで入稿されることも多いですが、絵本や画集などは原画をお預かりすることが多いようです。

色を合わせるためにも原画をもとに制作も印刷も進められます。

上の写真はお預かりした原画です。とても綺麗でため息がもれます。

 

IMG_2809

次にデータ化した絵や文字をパソコンでレイアウト、調整をしていきます。

この本文を作り込む作業と同時に、装丁も考えていきます。

リーブルの装丁は、ほぼデザイナーのシマムラが担当していますが、毎回たくさんの案を考えています。

多い時には20案ぐらい考えることもあるとか……。

その中から選んだ大体3案ぐらいをお客様にお見せします。

今回はシリーズ本なので、レイアウトなど大きな違いはありませんが、毎回本当に色んなアイデアが出てきて、

一体彼の頭の中はどうなっているのか?(笑)と感心させられます。

 

IMG_2815

 

本文のレイアウトができあがると、プリントアウトしてお客様のもとへ校正としてお送りします。

そして、指示があったところを直して、もう一度校正をお送りしてという作業を繰り返します。

 

IMG_2824

IMG_2826

 

 

訂正がある部分に付箋がつけられています。こちらで気がついたところには色の違う付箋をつけて、

お客様に確認してもらいます。リーブルでは県外のお客様とやり取りすることが大半なので、この作業はとても大切な作業です。

そうやって繰り返し行った校正紙や原稿、スケジュール表などが、本が校了に近づくと増えていきます。

 

IMG_2833

 

そして校了をむかえ、今度は製版、印刷という作業にかかっていきます。

そして印刷している写真を……わたくし……撮りのがしてしまっておりました…σ(^◇^;)

ということで、次回印刷の現場はしっかりお伝えいたしますので、ご容赦くださいませ。

 

さて、気を取り直しまして、遂に!遂に!!本の形へと製本していきます。

本文を製本して、表紙をくるんで、断裁される前の様子です。

 

IMG_3199

 

IMG_3187

断裁されて本の形が見えてきました。切りそろえられた切り口が美しい!

そしてカバーを一冊一冊、手で巻いていきます。

リーブルの仕上げ部の社員はいつも仕事熱心で、手さばきが美しく、

作業する手元をいつも惚れ惚れと眺めてしまいます。

 

IMG_3237

IMG_3239

IMG_3240

 

こうやって数々の工程を経ながら、いろんな人の手で一冊一冊丁寧に仕上げられ、本のかたちとなっていきます。

『私の水彩スケッチ日本紀行2』間もなく発行されます。

 

IMG_3185

 

 

 

本を作るということ 「BOIS:」

 

IMG_3491

 

ついに出来上がりました。洞ヶ島のフラワーショップ「bois」さんのフォトブック!

最初にご相談をいただいてから2年近くが経ちました。

当初からデザインはアクセントデザイン事務所の小松さんがやると決まっており、あとは印刷・製本・書店配本だけだったので、ウチではなくても他の印刷会社でもできたかもしれないのですが、わざわざ「本づくりならリーブルさんで」と選んでいただきました。

「BOIS:」というタイトルは、「『BOIS』というお店の詳しい説明書」という意味だそうです。
今回は、「デザインした小松さんのこだわりとオーナーの野町さんのこだわりをどう両立させるか」というのがポイントでした。

カバーのような帯は、小松さんのリクエストで「タブロ」という紙を選択。

紙自体のボサボサした質感とややグレーがかった色が素朴な味わいがあり、表紙の白黒とマッチ。

 

IMG_3496

帯を外すと、表紙は黒の厚い板紙。

厚過ぎると本が開かないので、背表紙の折れる部分のほかに、表紙と裏表紙にも折りケイ線を入れ、本を開きやすくしました。

白い文字は箔押し。

これ以上押すと字がつぶれてしまうという微妙な細い文字も再現。

 

そして、最後まで悩んだのが本文用紙。

モンテシオン

ザラッとして塗光のほとんどないナチュラルテイストの「モンテシオン紙」か・・・

 

コスモエアライト

紙自体にはフワッとした質感があるのに印刷面はグロス感が出て発色も良い「コスモエアライト紙」か・・・

(グロスがあり過ぎて少し反射しています。)

 

結局、プリンティングディレクター小石課長とも相談し、このように気になるページを両方の紙に実際に印刷することにしました。

普通の印刷会社では、前もって別途料金でリクエストしておかないときっとここまでやってくれません。

 

並べて比較

左がモンテシオン、右がコスモエアライト。

違いが分かりますか。

デザインの小松さんとオーナーの野町さんの意見が分かれましたが、

結果的には発色の良い右のコスモエアライトに決定。

 

印刷の濃度はマットコート紙の標準濃度。派手になり過ぎないようにしました。

そして、全体的に黄色を抑え、みずみずしい雰囲気になるようにしました。

 

ハーブブーケヘアサロン

お花だけでなく、ハーブやドライフラワー、実などを使ったブーケ、リース、テーブルセッティングなどのアレンジが本当に素敵です。

写真のクオリティもすごく高い!

ただ宣伝用のパンフレットを作るのではなく、自分の想いやこだわりがきちんとていねいに詰まった本だからこそ、手に取った人にその本物の良さが伝わるのだろうと思います。

 

お店も本当に素敵なので、ぜひ皆さん行ってみてください。

IMG_3377 IMG_3375 IMG_3373

 

bois

高知市洞ヶ島町1-21

TEL088-822-0688

営業時間10:00~19:00 (日・祝は10:00~17:00)

http://www.k-florist.com/

 

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年賀状は、新年最初の本だと思う。

明けましておめでとうございます。

本日、仕事始めです。

弊社の年賀状のコンセプトは毎年

「新年最初の本をお届けする」

ということで、もはや年賀状という枠を超えたものになりつつあり、年々ハードルが上がっているのですが、皆様届きましたでしょうか。

IMG_3360

 

帯を外すと…

IMG_3364

 

扉を開く(一回めくる)と…

 

インド

さらに開くと…

 

FullSizeRender

 

 

もう一回下にめくると、裏面にドーンと…

IMG_3363

 

という感じです。

画像だけでは伝わりにくいかもしれませんが、昨年出版した写真集はグローバルなものが多かったので、その中のいくつかをピックアップしました。

最後に、年賀状に綴った言葉をご紹介します。

今年もよろしくお願い致します。

 

【本は、幸せ。】

場所を選ばず、機械も必要とせず、
何億年でも何百光年でも旅が出来る、
それが本です。
書き手の意図に
読み手が拘束されることもなければ、
読む速度も自由気まま。
わからないところでは
立ち止まることができ、
読み飛ばすこともできる。
本だけが持つこの完全な自由こそ、
誰にでも実現できる幸せだと、
私たちは考えます。
著者から与えられたその幸せが、
今度は著者になりたいという夢を育み、
そしてまた本という幸せを生み出す。
そんな幸せの輪を広げるため
私たちは毎日、出版に携わっています。

 

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伝説の名犬「チロリ」、新聞にも…

チロリ1

殺処分寸前のところを救われ、日本初のセラピードッグとなり、

多くの人の心を癒し励まし続けた伝説の名犬「チロリ」。

チロリのその優しいまなざし(アイコンタクト)はこれまでに数々の奇跡を起こしてきました。

映画化もされたその感動の物語を、絵本の店「コッコサン」代表の森本ちかさんが

子ども向けの写真絵本としてこのたびリメイクしました。

チロリ2

チロリ3

d74

絵本の店「コッコサン」のHPから直接購入できます。
高知県内主要書店や全国書店でも近日中に発売予定です。
※収益の一部は捨て犬及び被災犬たちのセラピードッグ育成基金に寄付されます。
そして、なんと本日の高知新聞の夕刊に、その記事が大きく取り上げられています。
森本さん、おめでとうございます!
その想いが多くの方に伝わるよう祈っております……
チロリ夕刊2

 

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高知の誇りがまた一つ!「木村林吉の軌跡」

木村林吉カバー (523x640)

 

また一つ、高知の誇りともいうべき本をこのたび出版することができました。

 

「木村林吉の軌跡」

高知県四万十市出身の美術家・木村林吉氏の作品集です。

画家としての力量が高く評価されていたにもかかわらず、1980年代から紙の集積体作品の制作を始め、1986年からは紙が木に変化、1992年からは大きな木を輪切りにして重ねた立体作品を次々と発表。

「人のやったことはやりたくない」という、まさに「いごっそう」の精神で、年齢を重ねるごとに新たな作品に挑み、より大きな重量のある作品を90歳まで制作しつづけました。

その人生をかけて取り組んできた作品は多くの人々に感動と勇気を与えた一方で、木村氏は地域の美術振興に積極的に貢献してきた人でもあります。

今回、元・香美市立美術館館長の北泰子氏が、「20世紀から21世紀にかけて活躍した日本の偉大な美術家として木村林吉の作品を後世に残す必要がある」と、この作品集の刊行に至りました。

出版まで2年余りを要し、その途中の2013年2月に完成をお見せできないまま木村氏は96歳でご逝去されましたが、このたびようやくその作品集(膨大な作品群のごく一部ですが)を出版することができました。

この作品集を亡き木村先生に捧げ、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

林吉4

林吉3

林吉5

 

林吉2

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