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書籍紹介

本ができるまで その1

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昨年一月にリーブルより発刊いただきました、山本泰先生の『私の水彩スケッチ日本紀行』の

第二弾が早くも完成しようとしております。

今日は現在製作中の本この本で、本がどうやってできていくのかを、ご紹介していきたいと思います。

 

まず、原稿はどうやって入稿されてくるのか。

今回は原画をそのまま郵送していただいて、リーブルの大型スキャナーで一枚ずつスキャンしてデータ化していきました。

写真集などはデータで入稿されることも多いですが、絵本や画集などは原画をお預かりすることが多いようです。

色を合わせるためにも原画をもとに制作も印刷も進められます。

上の写真はお預かりした原画です。とても綺麗でため息がもれます。

 

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次にデータ化した絵や文字をパソコンでレイアウト、調整をしていきます。

この本文を作り込む作業と同時に、装丁も考えていきます。

リーブルの装丁は、ほぼデザイナーのシマムラが担当していますが、毎回たくさんの案を考えています。

多い時には20案ぐらい考えることもあるとか……。

その中から選んだ大体3案ぐらいをお客様にお見せします。

今回はシリーズ本なので、レイアウトなど大きな違いはありませんが、毎回本当に色んなアイデアが出てきて、

一体彼の頭の中はどうなっているのか?(笑)と感心させられます。

 

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本文のレイアウトができあがると、プリントアウトしてお客様のもとへ校正としてお送りします。

そして、指示があったところを直して、もう一度校正をお送りしてという作業を繰り返します。

 

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訂正がある部分に付箋がつけられています。こちらで気がついたところには色の違う付箋をつけて、

お客様に確認してもらいます。リーブルでは県外のお客様とやり取りすることが大半なので、この作業はとても大切な作業です。

そうやって繰り返し行った校正紙や原稿、スケジュール表などが、本が校了に近づくと増えていきます。

 

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そして校了をむかえ、今度は製版、印刷という作業にかかっていきます。

そして印刷している写真を……わたくし……撮りのがしてしまっておりました…σ(^◇^;)

ということで、次回印刷の現場はしっかりお伝えいたしますので、ご容赦くださいませ。

 

さて、気を取り直しまして、遂に!遂に!!本の形へと製本していきます。

本文を製本して、表紙をくるんで、断裁される前の様子です。

 

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断裁されて本の形が見えてきました。切りそろえられた切り口が美しい!

そしてカバーを一冊一冊、手で巻いていきます。

リーブルの仕上げ部の社員はいつも仕事熱心で、手さばきが美しく、

作業する手元をいつも惚れ惚れと眺めてしまいます。

 

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こうやって数々の工程を経ながら、いろんな人の手で一冊一冊丁寧に仕上げられ、本のかたちとなっていきます。

『私の水彩スケッチ日本紀行2』間もなく発行されます。

 

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伝説の名犬「チロリ」、新聞にも…

チロリ1

殺処分寸前のところを救われ、日本初のセラピードッグとなり、

多くの人の心を癒し励まし続けた伝説の名犬「チロリ」。

チロリのその優しいまなざし(アイコンタクト)はこれまでに数々の奇跡を起こしてきました。

映画化もされたその感動の物語を、絵本の店「コッコサン」代表の森本ちかさんが

子ども向けの写真絵本としてこのたびリメイクしました。

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チロリ3

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絵本の店「コッコサン」のHPから直接購入できます。
高知県内主要書店や全国書店でも近日中に発売予定です。
※収益の一部は捨て犬及び被災犬たちのセラピードッグ育成基金に寄付されます。
そして、なんと本日の高知新聞の夕刊に、その記事が大きく取り上げられています。
森本さん、おめでとうございます!
その想いが多くの方に伝わるよう祈っております……
チロリ夕刊2

 

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出版実例紹介「絵本」

『ありがとうのおかね』

B5判・上製本/ 32頁/発行部数:500部

 

①入稿後、編集作業へ

絵と文章がレイアウトされたデータをご入稿いただきましたが、さらに読みやすいものにするため、編集の許可をいただきました。

②提案をしながら進行

文字の配置や語尾のニュアンスなど、著者に確認を取りながら、弊社で編集作業を進めました。

③ラスト画の描き足し

弊社より、新たなラストシーンの提案もさせていただきました。著者の承諾を得て、描き足していただきました。

 

④絵本カラーで印刷

原画の色合いがとても鮮やかなものだったため、それを生かすために「絵本カラー印刷」で印刷し製本しました。

 

『わたしの水彩スケッチ日本紀行』

2014-01-28 16.01.21

 

とってもきれいな水彩画とエッセイとが一つになった本が発行されました!

日本って本当に美しいなあと、ほーーっとします。

あとがきで著者は、

風景を描いていて強く感じたのは、平和で戦争のないこの国のありがたさです。
それは、先の戦争で大きな犠牲を払ったうえに何とか手にした貴重な幸せです。
しかし、国が経済的に豊かになると、そのことをつい忘れがちになります。
また、経済発展に伴う、時として無計画な開発の結果、美しい景観や町並み、
そして古い歴史的建造物が急速に失われていくのも目につきます。
長い歴史に裏打ちされた日本のかけがえのない文化と豊かな自然を守りたい、
平和な日本を次の世代に伝えたい、という思いがスケッチを続けるうちに私の中に次第に強くなってきました。

と綴られていました。

 

本当に当たり前だと思っていた目の前の景色は、いつこわれてもおかしくない儚いものだと

震災、原発事故後、私自身強く感じることでした。

子どもたちに美しい日本を世界を未来を残すために、自分にもできることがあればと

考える機会を与えてもらった本です。

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さて、話は全くそれますが、HPで使う写真は、ほぼ私がひとりで撮影しております。

本の撮影などは、たまに屋外に出て撮影するのですが、この本を撮った場所は、

長い土手沿いの道で、はるには長い桜並木になる、とても素敵な場所です。

狭い道なので車は通らない(通れない?)のですが近所の人たちの散歩コースになっていて、

パラパラと人が散歩している、のんびりした私のお気に入りの撮影スポット。

で、何の話かというと一人で本を撮影している自分が、だいぶ怪しいおばちゃんだと思われているだろうと……。

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この写真なんて完全に地面にねっころがって撮影しているわけで、

自分が散歩している近所の人なら道を変えるなと。それだけなんですけど(笑)

一度携帯電話ではいつくばって撮影している自分を撮影されたこともあります……。

 

山本泰先生関係ないどうでもいい話をはさんですいませんっm(__)m

 

何はともあれ、『わたしの水彩スケッチ日本紀行』素晴らしく美しい本です!

ぜひみなさんお手に取ってご覧くださいませ!!

 

ご購入はこちらから↓

https://livre.stores.jp/#!/

 

つばめのピーくん

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本日完成したリーブルの新しい絵本の紹介です。

『つばめのピーくん』 絵と文 小出 宣(こいで せん)

この絵本は本当にあったお話を絵本にしたもので、

保育園の軒下のつばめの巣から落ちてしまったつばめの子どもを拾って、

作者の小出さんご夫婦が育てて、巣立つまでとその後を描いた、

心温まる人とつばめの絆のお話です。

 

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絵も小出さんが描かれていて、何とも言えずかわいい!

ピーくんの表情がとっても豊かでお話に引き込まれて、気がついたら顔が笑ってました私(笑)

 

小出さん夫婦の肩に乗ったり、お父さんの肩で晩酌につきあったり、お母さんの料理を眺めたり、

あっという間に家族のような存在になり、暮らし、成長していくピーくん。

鳥と人はこんなに仲良しになれるのかとびっくりで、とっても羨ましい!

でも巣立つ日はやってきます。嬉しいけれどちょっと寂しい。

娘を持つ親としては涙なしでは語れないところであります。

 

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お話はまだ続きます。ピーくんは巣だって、仲間とともに海を越え、季節を越えて……

 

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感動のラスト!ぜひ手に取って、家族や大切な人と一緒に読んでみてください。

とってもかわいい実話絵本『つばめのピーくん』

娘と読みたい絵本がまた一冊増えました。

 

リーブルストアからは送料無料でご購入いただけます。

https://livre.stores.jp/

 

 

ましかくブック史上最も厚い!

 

ましかくBOOK(ましかくブック)とは、出版社でフォトブックを作るという発想から、

リーブルが独自に開発した新しいスタイルのフォトブックです。

2013年のTV-CMにも起用しました!

 

詳しくはコチラをご覧ください → リーブル出版 ましかくBOOK

今日から、ましかくBOOK史上最も厚い写真集の印刷に取りかかっています。

本文ページ数62頁。今までの最高が36頁だったので、2倍!

発売前なので、画像はぼかしてます。

 

masikaku

 

写真と言葉で楽しめる一冊になっております。

著者様のこだわりが1頁1頁に詰め込まれていて、読み応えがある1冊です。

もう少しで発売になりますので、お楽しみに〜